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2023/02/24[ 高等学校 ]

第9回 浜松修学舎弁論大会

2月24日に弁論大会を行いました。

毎年行っている弁論大会ですが、浜松修学舎に校名が変わってから今年で9回目。
昨年に引き続き、今年度も体育館で一堂に会して行わずに放送によって実施しました。

各学年ごとに決められたテーマについて、代表として選ばれた生徒がそれぞれ放送で弁論しました。

中学生も高校生もどの生徒もさすがは選ばれた生徒たち。
内容はもちろん、テンポや抑揚など読み方にも工夫が凝らされており、聞く人の心を引きました。

以下は弁士に対する国語科教員のフィードバックです。

中1A 名取さん
自分の経験を通じて人の心を考えることができました。聞いていて、本当に必要な時に声をかけてあげることができるか、また、困っている人を見て見ぬふりをしないことが自分にできるか、大人の立場の私に問いかけられているような気がしました。

307 八木さん
自分の反抗期の経験を通じて、大人になることは両親への恩返しだか、それだけでなく責任を持つこと、と結論づけていました。そして何事にも屈せず進んでいくという強い意志が伝わる弁論でした。八木くんならきっと大丈夫だと思います。

101 鈴木さん
優しさが都合の良いこと、綺麗事、ではない、と深く掘り下げて考えてくれました。だからこそ、人の心を動かせることが優しさ、という答えに結びつけれたのだと思います。本当の優しさをもった大人を目指したいという気持ちが伝わってきました。

207 高橋さん
高校2年生、等身大の弁論だったと思います。今しか言えない、今だからこそ言えることがぎゅっと詰まっていました。特に仲間のおかげだと繰り返し出てきた言葉から、仲間への感謝がとても伝わる文章でした。

中2A 遠藤さん
個性的な仲間をパズルのピースに例えていたのがとても上手でした。また、聞いているだけで、遠藤さんが部と部員が好きなことが伝わってくる文章でした。みんなちがってみんないい、認められるからこそ素敵な居場所になっているんだなと思いました。

305 山﨑さん
大人の基準について、イコール関係の式が頭に浮かぶような、論理的な文章で「自分の感情をコントロールできるか」という言葉に考えさせられました。

108 安間さん
冒頭から「チャンス」について「ドア」の例えを使い、印象づける工夫が凝らされていました。年齢に反して水泳を始めた祖母の体験から「できないと決めつけない」という気づきをもらいました。

301 渡邊さん
野球をやり抜く覚悟で来たはずがうまくいかず、そのまま学校生活も適当になってしまう事もあったが、諦めないことで最終的にすべてつながる3年間の思いが詰まった弁論でした。

そして、校内による投票の結果、

最優秀賞
中学 吉野 暖 (中3A)
高校 安間 奈々果 (108)

優秀賞
高校 鈴木 祐香里 (101)
高校 渡邊 周(301)

以上のように決まりました。

どの生徒も普段思っていることや感じていること、人に伝えたいことを自分なりの言葉で言語化し、それを自身の声を通じて論じました。
中高生の心の声は同世代にも大人に対しても響くものがあります。

弁論大会に限らず、自分の思っていることを自分の言葉で発信していけるような修学舎生であって欲しいと思います。