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2021/09/22[ その他 ]

掲示の達人 #001

第1回目にご紹介するのは、中1A HR。
中学1年生らしい潑剌とした元気いっぱいのクラスです。

そんなクラスを束ねるのが担任の中野先生。

クラス内には、中野先生からのメッセージとしてたくさんの掲示が貼られています。

あ お い く ま
「あせらない」「おこらない」「いばらない」「くさらない」「まけない」

のような、リズムと分かりやすい標語で落ち着いた学校生活を促しているものもあれば、長めの文章で思いを伝えているものもあります。中でも『麦は踏まれて強くなる』というタイトルの掲示が非常に心動かされます。

『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』という書籍をコピーしたもので、長崎県立国見高等学校サッカー部総監督の小嶺忠敏さんが母から学んだこととして載せている文章です。

以下、内容の抜粋。

書籍『1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書』

小さい頃や若い頃に苦労して、踏まれて踏まれて大きくなった人間が将来大物になる
遊ぶ時は遊んでもいいが、きちっとけじめをつけて、締めるところは締めないといけない

など、生きる上で大切なことを教えてくれます。
中野先生にどうしてこういった掲示をしているのか尋ねると、

「うちのクラスには運動部が多いので、どんな時にも『諦めずに勝つ』という気持ちを持ってほしくて貼りました。粘り強さや逆境に負けない精神的な強さが育つよう毎日の教育を行なっています」

と笑顔で答えてくれました。

生徒たちに対して暖かくも強い思いを持った中野先生の指導の元、中1Aの生徒たちは日々“踏まれながら”スクスクと育っていっています。