2021/08/11[ 高等学校 ]
校内イングリッシュキャンプ!
8月9日、本校生徒向けにイングリッシュキャンプを行いました。
「学ばなければいけない英語」から「知りたいから学ぶ英語」、「伝えたいから学ぶ英語」へ。
浜松修学舎は兼ねてからそんなプログラムの授業を実施したいと考えおり、今回、JAAC日米学術センターさんに協力をしてもらい、開催に至りました。
イングリッシュキャンプの目的は、
①異文化理解を深める
②英語アウトプットの機会を増やす
③英語で考える / 思考力を高める
英語力の向上が主な目的ではありません。異文化について知ることが大きな目的となります。プログラム中は基本的にはオールイングリッシュで行います。英語はあくまでツールです。
参加した生徒は最初のうちは表情も堅く、英語で話すことに多少の抵抗感がありましたが、はじめにアイスブレイクのゲームをすることで段々と明るく楽しい雰囲気の中で自然に英語を話せるようになっていきました。
今回のプログラムのために参加していただいた先生(メンター)の方は、
シエラレオネ出身のウス先生と、インドネシア出身のアイニ先生のお二人。
どちらの方も東京外国語大学と東京大学で今なお研究をしている幅広い知識と高い教養をお持ちの方々です。
そんな二人の異文化理解を促す授業で生徒たちは、様々な考え方や知識を得ることができました。
ウス先生は内戦について語ってくれ、その解決法を裁判のデモンストレーションを行うことで教えてくれ、
アイニ先生はインドネシアの宗教について教えてくれました。
全プログラムを通して、
「自分の言いたいことを英語で伝えるのは難しかったです。でも、伝える楽しさや喜びも学べました」
「世界には私の知らないことがまだまだたくさんあるのだと知りました」
「日本以外の文化について興味が湧き、もっと英語を話したいという気持ちになりました」
など、前向きな感想を得られ、生徒たちは今回の①〜③の目的を見事に果たせたように感じます。
終了後、「修学舎の生徒たちはみんな積極性が高くてとても良い」とメンターの方からもお褒めの言葉をもらいました。
英語を使って海外のことを知る。また、自分の思っていることを伝える。
英語は自分の考えを伝えるためのツールです。「英語を話すこと」がゴールではありません。
修学舎ではそんな英語教育の在り方を実践していきます。
イングリッシュキャンプは第2回目の開催も予定しています。
その際には、是非もっとたくさんの生徒に参加してもらいたいと思います。
最後になりましたが、ご協力くださったJAAC日米学術センターの皆様、メンターのお二方、本当にありがとうございました。
おかげさまで、参加した生徒たちにとって大変有意義な時間となりました。