2024/05/19[ 高等学校 ]
看護科第一期生の戴帽式が執り行われました
5月18日に本校体育館にて看護科第一期生の「戴帽式」を挙行しました。
第一期生として入学した現在の3年生は、来週から本格的に実習が始まっていきます。戴帽式とは、病院等で初めて患者様を受け持つ本格的な実習に臨む直前に行われる儀式です。その趣旨は、ひとりひとりがナースキャップを戴くことで、看護師という専門職としての意識を高め、その責任の重さを自覚することにあります。
式はまず、一人ひとり校長先生からナースキャップを受け取り、看護科教員につけてもらう「戴帽の儀」から始まりました。卒業式を思わせる程厳かな雰囲気で執り行われ、壇上に上がる看護科3年生の立派な姿を見て、とても成長を感じました。
その後の戴帽生の誓いの言葉でも、ここから始まる実習への思いや、看護師の道へ進む新たな決意を聞き、今後の生徒たちのさらなる成長が楽しみになりました。
戴帽式の中で登場する灯火はナイチンゲールがクリミヤ戦争において傷を負った兵士の看護を行った際、暗い病舎の中を敵味方関係なくひとりひとり灯火で見守ったことからきています。この灯火を受け継ぐことでナイチンゲールの精神を受け継ぐひとりになったという自覚が芽生えます。
戴帽式には、市役所や病院関連の方、そして保護者の皆様など多くの方にもご列席いただきました。
2年間で成長した生徒たちの姿を見ていただき、本当にありがとうございました。