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2022/05/24[ 高等学校 ]

GSP(Global Studies Program)が始まりました

今年度より英語科特別顧問として安河内哲也先生にご監修いただき、アクティブイングリッシュ授業を始めた修学舎ですが、進学コースの総合的な探究の時間と看護科の探究授業の時間にも英語を使ったプログラムが始まりました。

GSP(Global Studies Program)という
世界的課題について英語で議論する授業です。

この探究授業は、

海外の名門大学の修士/博士課程の学生・卒業生からなる講師陣と、オンライン(ライブ・リアルタイム)で繋ぎ、世界的課題について、英語で「学び」、英語で「考え」、英語で自らの意見を「アウトプット」する、というこれまでにないプログラムです。

その初回が5月21日に行われました。第1回目のプログラムは、ハーバード大学卒で国際的なチェリストでもあるアラン先生にメイン講師を務めていただき、実際にアメリカとオンラインで繋いで授業を行いました。

内容は、ジェレミ・ベンサムのUTILITARIANISM (功利主義)について。
生徒には事前課題として以下のことが与えられていました。

日本語でも難しいような哲学の問いですが、課題として予め内容を頭に入れた状態でスタートすることで導入をスムーズにします。
そして迎えた当日は、まず1時間目にアラン先生から英語で講義を受け、理解を深めます。

そして、2時間目は6グループに分かれてそれぞれが思ったことや感じたことを英語で話し合いをしました。
各グループにはそれぞれオンラインで繋いだ外国人チューターの方が付いて、英語での話し合いがより効果的かつ円滑に行われるようにしてくれます。

【当日の様子を動画で見る】

グループごとにiPadを通して海外のチューターの方と英語でやりとりを行います。

ある程度の時間をチューターとグループとでやりとりをした後、最後に数名の生徒に感想と学んだことを英語でまとめて発言してもらい、第1回目のGSPは終了しました。

終了後の生徒の感想には次のようなことが挙がりました。

難しかった。英語で自分の気持ちを伝えるのがこんなに難しいとは思いませんでした

次回はもっと自分の意見を堂々と英語を使って言えるようになりたい

英語の難しさを改めて実感しました。同時に英語の重要さも身に染みました

このように英語を話す難しさを身をもって体験することができ、日本ではなかなか味わえない体験をすることができました。
“英語を話さないといけないのに話せない”という状況を実感することもこのGSPの醍醐味の1つです。

まさに「オンライン留学」という言葉ぴったり当てはまる探究授業となりました。

このプログラムにより、生徒たちの英語学習意欲は非常に上がっています。
第2回目に向けて、英語授業により熱心に参加し、英語力を高めることができるだろうと期待されます。

6月には看護科の生徒も同様のプログラムを受講予定です。
新しく始まった「英語の修学舎」に今後もご期待ください。

【当日の様子を動画で見る】

GSPはJAAC(日米学術センター)様のご協力のもと、行われました。
JAACの職員の方々、オンラインで繋いだ各国のチューターの皆様、本当にありがとうございました。