2022/12/15[ 高等学校 ]
看護科 校内実習「洗髪」
12月14日に看護科の生徒による校内実習が行われました。
今回の実習内容は「洗髪」。
基礎看護実習室にて、看護師役と患者役に分かれ髪を洗う実習を実施しました。
疾患などの症状により運動機能の制限があり、自力で入浴が難しい患者さんに対して髪を洗う介助や援助をするのが、看護における洗髪です。
お湯の温度を気にしたり専用の機器を用意したりなど、患者さんに接する前の準備段階からやるべきことが多いですが、教員や仲間同士の支援を得ながらどの生徒も順調に進めることができました。
ベッドに横になったまま行うため、体の位置をずらしたり足を動かしたりしなければなりませんが、1つ1つの動きに細心の注意を払っていきます。
患者さんの心身状態を細かく観察しどのような接し方をするのが良いのかがこのような動作1つでも問われます。
また、洗髪にも種類があり、今回はケリーパッドという洗髪用の道具を使ったものと洗髪車を用いた洗髪の両方をグループに分かれて行いました。
看護の実習では看護師役の生徒だけでなく、その動作や配慮事項をチェックする生徒も大事になってきます。
観察を担当する生徒は、決められている観察事項に沿って1つ1つの動きをしっかりと見て、メモを取っていきます。
最後に担当した先生からフィードバックをもらい役割を変えて数回実習を繰り返し行いました。
今回の実習を通して、普段の授業で得た知識を実技で更に確実なものとして自分の中に得ることができたかと思います。
看護科の生徒の皆さん、今後も頑張ってください!