2023/01/13[ 看護科 ]
豚の眼球の解剖を行いました
1月12日の放課後に看護クラブに所属している生徒が解剖の実習を行いました。
看護クラブは、看護科生を対象に看護に関する知識や技能を向上させることを目的に発足したクラブ活動です。
今回行ったのは、豚の眼球の解剖。
なぜ豚の眼球なのかというと、豚の眼球は大きさや構造が人の眼球に近いからという理由があります。
豚の眼球を解剖することで、人の眼球の仕組みと働きに対する理解を深めることを目的として実施しました。
はじめに眼球の重さや大きさを測定し、全体像をスケッチします。
スケッチを終えたら、早速解剖です。
メスやハサミを使って眼球を輪切りにし、硝子体(ガラス体とも呼ばれる眼球内を満たしている透明なゼリー状の組織)や水晶体を摘出しました。
はじめての解剖だったにもかかわらず生徒たちは物怖じせず、やるべきことを手順を踏みながらしっかりとこなしていきました。
どのように切り込みを入れればいいか、どうやったら上手く輪切りにすることができるか、など実際にやってみて行き詰まったらその都度タブレットの手順を見たり、先生に聞いたりしながら丁寧に進めました。
摘出が出来たら触ったりスケッチしたりし、また、輪切りにしたあとの眼球を観察することで構造の理解を深めました。
全てが終わった後、生徒に感想を聞くと、
「思ったよりも眼球は硬く、手で握ってもおそらく潰れないぐらいの強度があった」
「異臭が凄く、切るのにも苦労したが、やってみたことで目の構造を自分で理解できたように思います」
「強膜は非常に頑丈でハサミでも切れず、メスを使うことで切ることができた。実体験だからこそ、その硬さを体感的に知ることができました」
など実際に解剖を行うことで得られたことを多数教えてくれました。
看護は特に実際にやってみることで得られる知識や体験が大事になってくる科目です。
この解剖の体験を今後の学習に活かしていってほしいと思います。